長野市篠ノ井にある篠ノ井駅前商店会様からのご依頼で、商店会を中心とした町の情報を、フリーペーパー風にした冊子で紹介したいとのご依頼で、デザイン制作および監修を2106年から担当させていただいております。
今回で3号目の発行となりました! とってもうれしい!!
前回の2号目(『き点vol.2』のご報告はこちら▷)で、子育て世代向けの特集を組んだところ、篠ノ井にある児童館の方からお声がかかり、今回もぜひ子育てに役立つ情報を掲載してほしいとのことだったそうです。そこで、児童館の先生方もご協力してくださり、今回の特集は「子育て防災マップ」になりました。
家族を構成する人数が多いほど、防災用品はそれぞれに特殊なものが必要だったりします。今回は児童館の先生のご協力をいただけたので、「子育て防災」となり、とくに乳幼児の子育て中に役立つ情報になっています。(中面の挿絵も児童館の先生に描いていただきました。)
今回の『き点』を制作していて感じたことは、「子育て」と範囲を限定しまうのではない防災アドバイスのできる発行物も、いつか作れたらいいな、という思い。
災害は誰かれかまわずに巻きこまれるもの。大変な思いをするのは皆同じですもんね。篠ノ井地域の詳細なものを作っておくのも、住民の方にとってはとても助かるものになるはずです。
子どものための非常持出し品を見ていて気づきましたが、それぞれの立場で必要なものは、本人にしかわからないこともある、ということです。日頃から自分にはなくてはならない物ほど、非常時の持出し品に入れておくべき物だと気付かされました。
いまでは「子育て」というキーワードの情報は数多く出回り、フリーペーパーと名のつくものもなぜか子育ての情報を多く扱うようになってしまっていますが、読者の立場を限定してしまうようで、媒体を作る立場としては少しもったいないなという気もしてしまいます。
実際のところ、「子育て」というものを取り扱うことで、ママさんたちの口コミの大きな影響力で、反響率も高くなるのかもしれません。同じ子育て情報でも、ちょっとニッチで面白い掘り出し物のような情報を取り扱って、価値のある情報にできればな、というのがせめてもの思い。
さて、今回の『き点』は、その「子育て」というキーワードと「防災」がセットになった、ちょっと価値のある情報を提供していることもあって、長野市内のさまざまなメディアに取り上げていただいているそうです。そんななか、私も偶然にもケーブルテレビでこの『き点』を取り上げてニュースとして放送されているのを目にしました! 前情報がなかったので、偶然自分で発見したこともあって、とっても驚き、そしてものすごく嬉しかったです。
フリーペーパーの中面には、商店会の各店から提供していただいた、防災豆知識を掲載しています。これがなかなかの掘り出し物情報な気がして、身近なアドバイスでとてもいいなと思いました。
長野市の比較的平坦な土地の地域では、災害はほとんど起こってなく、なんとなく「ここは平気だろう」という呑気な気構えになってしまっているのではと感じることも。そんなぼんやりとしたところに、ふと気づかせてくれるのが、この防災豆知識ではないかな、と思ったりしています。
背表紙の「き点セレクション」では、今回は非常持出し品や非常食のチェックリストを掲載。
当たり前のように普段使っている物なのに、言われてみればそうだよね! というものが含まれています。普段使うものだからこそ、どんなときも、非常時も、なくてはならないものなんですね。
今回のフリーペーパー『き点』も配布場所は前回と同じく、篠ノ井駅、篠ノ井駅前商店会の各店舗、幼稚園、保育園、児童館などで配布されています。
前回から子育て特集が引き続いてしまいましたが、どうか子育て中の方々を「起点」として、さまざまな人に手に取っていただける『き点』になりますように。次回の『き点』も楽しみにしていただければと思いつつ、今後もこのフリーペーパーの制作、発行を全力で応援させていただきます。
ご依頼主:篠ノ井駅前商店会 様 案件:A5版 外四つ折り 担当:エディトリアルデザイン/監修
(表紙の写真にはレンゲソウが写っています。レンゲソウの花言葉は、「あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ/心がやわらぐ」なのだとか。事前の防災情報があるからこそ、災害時の心が少しはやわらぐのかもしれないですね。)
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この度、長野市篠ノ井にある篠ノ井駅前商店会の皆さんと、フリーペーパーを創刊することになり、デザイン制作、および... read more